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西安の漢薄太后墓から大量の金器が出土 文様裝飾が多文化融合を體現

畫像は「江村大墓」と「薄太后南陵」からの出土品の一部。(撮影・張博文)

陝西省西安市白鹿原にある「江村大墓」が漢の文帝の「覇陵」だと推定された後、文帝の生母・薄姫の陵墓である「薄太后南陵」も注目を集めるようになった。「江村大墓」及びその周辺地域の調査発掘を通じて、考古學従事者が外蔵坑から複數の金器を発掘。その文様や裝飾には明らかな多文化融合の特徴が見られる。新華社が伝えた。

「薄太后南陵」は「江村大墓」から約2千メートル離れており、「亜」の字型をした等級の高い陵墓だ。高さ25メートルの封土に周囲を囲まれ、外蔵坑は20ヶ所あり、最も長いものでは56メートルに達する。考古學従事者が封土の北西約200メートルの場所で小型の外蔵坑380ヶ所あまりを発掘した。

「薄太后南陵」の一部の外蔵坑を発掘する中で、考古學従事者が金銀の裝飾品、彩色された陶俑、金銀銅制の車馬器(馬車用具)などを大量に発見した。西安市文物保護考古研究院の張婉婉補佐研究員は、「一部の金の裝飾品には馬や熊といった動物の模様が彫られ、異國情調に満ちた文様・裝飾もあり、前漢時代には中原地域の農業文明と草原の遊牧文明がすでに交流を重ね融合していたことを証明するとともに、中華文明が『多様性』から『一體化』へ向かう歴史の発展の流れを映し出している」と述べた。(編集KS)

畫像は「薄太后南陵」から出土した金の裝飾品。(撮影・張博文)